中小企業の人事異動・・・吉と出るか凶と出るか

3月もラスト一週を残すのみとなりました。

年度末で何となく気忙しい毎日です。

 

4月と言えば人事異動の季節です。

大きい会社では当たり前のように

行われていると思いますが

小さな会社では、かなり大事です。

それも一般社員が動くのではなく

部長職がベテラン社員から

若手・中堅社員にバトンタッチとなれば

かなりの大事件です。

 

現在関わっている会社で、

この4月からその大事件が

行われることになりました。

 

定年退職ではなく、

まだ50代前半のベテラン社員から

30代の中堅社員へ部長職が

引き継がれることになりました。

 

数年前から構想はあったのですが

この決断は、社長からすると

相当大きな決断となりました。

 

中小企業の管理職というと

大抵はその部の仕事が

一番できる人」というのが

一般的です。

 

 

今回、交代するベテラン社員も

その部で一番正確で早い処理能力を

持った優秀な人でした。

誰もがこの人が部長になると

疑わなかった人です。

典型的なベストプレーヤー

マネージャーになった形でした。

しかし、時代が進むにつれて

決められたことだけやっていては

企業が成長できない時代に

なってきました。

多様性の時代と言われ

社員が自分で考えて行動することが

求められています。

 

ミスが目立つようになってきた。

様々な要求に応えられない。

若手社員の不満、退職・・・・

 

この部長が悪いわけではないのですが

一つだけ致命的なことがありました。

それは

目の前のことを片づけることに

必死で

将来、この部がどんなふうに

進んでいくのか・・・

 

そう、「ビジョン」がなかったのです。

示せなかったのではなく

本当に「ビジョン」がなかったのです

会社の「ビジョン」があり

部長はそのビジョンをもとに

自分の部はどういうふうに

進むのか部下に示す必要があります。

 

部長の示したビジョンをもとに

部下は自分がどう動いていったら

いいのか、考えるわけです。

今回、この部だけが完全に他から

取り残された状態で

もうこれ以上放置はできないという

社長の決断でした。

 

先日、この新しい部長を迎える

部の若手と話をしました。

 

とまどいはあるものの、

これまで自分たちが考えて行動

したくてもできなかったことが、

この新部長のもと、

できるようになるのではないかと

期待感は十分にあるようでした。

 

現場の仕事は自分たちが

頑張れば済むこと。

自分たちの部がもっと

よくなっていくために

新部長とたくさん話し合いたい!

 

新部長はこの声をしっかり

聴ける人物です。

(だから抜擢されました)

そして、彼らと一緒に

どんな部をつくり上げていって

くれるのか・・・

ビジョン」をしっかり出してくれる

と期待しています。

 

ベテラン部長も他の部へ異動しますが

実務面はしっかりサポートを

約束してくれました。

 

この決断が吉と出るか凶と出るか

予想はできません。

 

でも、人がそれぞれの「場所」で

役割をしっかり果たすことができれば

会社はまた成長していけるでしょう。

 

そのためにはお互いをしっかり

認め合う関係づくりが必要です。

私もしっかりサポートしていきたいです!