良い仕事をすると自分の仕事がなくなる?

先日、関わっている会社で

春から新しく部長職になった

中堅社員の抱負が社内報に

掲載されていました。

 

そこには、最終的な目標は

「あの部長、のんびりお茶ばかり飲んで

全然仕事してないよね~」と

言われること・・・

と書いてありました。

 

彼のことはよく知っているので

なかなか面白いこと言うなあと

感心していました。

 

 

彼が任されたこの部は

これまで上司の指示がないと

何も動くことができない部でした。

 

それは、知識・経験を一番

持っていたのは上司だったからです。

 

上司の指示に従ってさえいれば

それでよかったわけです。

一見「普通」に見えます。

しかし、

いろいろな問題を抱えています。

自分で考えて動くことをしていないので

何か変えようと思っても

どうしていいかわからないのです。

 

 

ここまで書くと、彼の役目が

わかることでしょう。

 

上司の指示がなくても

自分たち考えて行動できる部に

することです。

 

上司として任されたのに

上司がいなくても動ける部にする

という矛盾したビジョンなのです。

 

世の中には矛盾した仕事が

たくさんあります。

 

例えば消防士さんは

災害がなくなることを目指して

日々活動していますが、

もし本当の理想をかなえると

自分の仕事はなくなり

それは自分の存在意義を失うことを

意味しています。

それでも彼らは日々災害ゼロに向けて

仕事に取り組んでいます。

そういう取り組みがあるから

私たちは安心して生活が

できているわけです。

 

こんなふうに、自分がいなくなっても

会社が動いていき、みんなが安心して

仕事ができるような状態になることが

本当の意味で

良い仕事

なのかもしれないと

彼の言葉で思いました。

 

最近は、人材不足で倒産する会社も

あると聞きます。

そんな会社が少しでも減るように

採用と人材育成の両面から

アシストしていきたいと考えています。

 

仕事の本当の面白さを

味わえる会社が増えたら

私の仕事は必要なくなると思います。

 

冒頭の彼と話した時・・・

「単純に、みんなが少しでも

この仕事していて楽しいと

思ってほしいだけなんです」

と言っていました。

 

う~~ん、さすがです!!