トップの時間と社員への関心

前回のブログで「採用したい人は?」

ということを書きました。

 

私が現在関わっている会社では

採用は確かに苦労はしていますが

採用できた人材の3年以内の離職は

ほぼ0(ゼロ)です。

 

 

これは採用する時もしっかり考えますが

採用したら、仲間として色々な機会を

通してコミュニケーションが取れるように

行動しているからだと考えています。

 

ところが、ここ数カ月ちょっと問題が

出てきました。

 

と言うのは、新卒採用してから

5年とか10年経過した社員の

離職が続いていることです。

 

 

個人個人の理由は様々なので

何が原因かというのは一概には

言えません。

 

ただ、これは現状を分析する必要が

あるということで、

社長、人事の取締役と話をすることに

なっています。

 

そんな中で、今読んでいた本がとても

参考になりました。

 

この本の中に、

トップの時間と従業員への関心

という項目がありました。

マクドナルドが危機状態であった時の

事例をもとに解説されていたのですが

 

マクドナルドが危機に陥ったのは

経営側の従業員への関心が薄かった

「わかったつもり」とも表現されています。

 

結果として

現場はどうなっているか?

従業員はやりがいを持って

働いてくれているか?

ということより、

売上は上がっているか?

の方がはるかに優先されていたのでは

ないかということです。

 

 

本来、従業員へ払われるべきトップの

関心が別のところに払われていたのでは?

ということでした。

 

これを読んだ時に、ふと思い出しました。

社長と取締役は毎週、とある部門の

ミーティングにほぼ顔を出していました。

毎週3時間ビッシリです。

 

 

売上をしっかり確保することは

大事なので、これは当然と言えば当然

二人にとっては当たり前の行動なのでしょう。

他の社員も特にこれに異論をはさむ

人はいませんでした。

 

しかし、他の部の社員からこんな声を

聞いたことがありました。

 

毎週、毎週よく飽きずにしゃべること

あるよね・・・

 

私もそう思っていたところもあり

笑い話で済ませていたのですが

裏を返せば、社長や取締役にこんなに

見てもらえる○○部はいいよね・・・

自分たちのところは、全く見てもらえない。

 

関心を持ってもらえないと感じて

いたのかもしれません。

 

 

社長や取締役が他の部のことを

考えていなかったわけではなく

情報は得ていたはずです。

ただ、社員からすると

社長が考えていることは見えないし

見えるのは行動

なのです。(この場合は部のミーティングに

参加しているということ)

 

今回、離職する社員の離職理由はこれと

直接関係があるかはわかりませんが

社員のことに関心を持っているという
トップのメッセージ

がとても重要なのです。

 

 

やりたい仕事ができないから辞めるとか

評価されないから辞めるとか

人間関係が気に入らないから辞めるとか

 

理由は様々ですが、

自分のことを見てほしいと思うのは

自然なことだと思います。

 

トップはたくさんのことを見て

判断していかなければいけません。

 

しかし、従業員が仕事をするのは

当たり前では、いつか従業員の心は

離れていってしまうのではないでしょうか。

 

一人一人の従業員が何を考え、

何に喜びを感じ、何を悩んでいるのか

どれだけのトップが知っているのでしょうか。

 

 

特に中小企業の場合は、

いまいるメンバーに活躍してもらわなければ

成長することはできません。

 

成長してもらうためには

「関心」

を持つことが一番大事なのです。

 

 

これから活躍してもらう若手社員のために

一人15分/月 でいいので、

トップの時間を社員のために

使ってください・・・

という話をすることになりそうです(笑)