目的を伝えることは大事です。でも社長は悩んでいます。

前回のブログにも書きましたが

研修を行う時、体感ゲームを

取り入れることが多いです。

 

先週のチームビルディングの

年1回のイベント前に

メンバーの一人が

仕入れてきたゲームが

いくつかあるので、

実際にやってみようという

ことになり、有志で体験しました。

 

その中の一つのゲームでのことを

ご紹介します。

下図のように座って、

全員前を向いています。

 

会話をすることはできず

メモを使ってやりとりします。

 

やりとりできるのは⇔でつながって

いるところだけ。

(AはBとだけやりとりができます。

C~Eの横同士はやりとりできません)

 

 

それぞれ別の指示書が渡されて

チームで答えを出していきます。

 

 

この構図、組織に例えると

Aが社長

Bが管理職

C~Eが一般職

みたいな感じでしょうか。

 

私はAの役をやりました。

 

このようなゲームは

上の人が目的、ゴールを

下の人に伝えることが大事

というのはメンバーは

当然知っています。

 

なのでとにかく指示書を読んで、

すぐにこのゲームの

目的・ゴールについて

Bの人に伝えました。

 

時々Bの人からメモが回ってきて

それに答えて、指示を出す

ということを数回やって

回答までたどり着きました。

 

終わってからファシリテーターに

促されて振り返りをしました。

 

まあ時間内に無事に回答を

出したので上手くいったかなと

思っていました。

 

ところが、どのチームも

C~Eの位置の担当の人は

みんなモヤモヤしているという

ことでした。

 

なんで???

 

回答は最後に言われてわかった。

自分たちが何をしているのか

わからなかった。

真ん中のBの人が忙しそう

なのはわかっていて

何か手伝えないかと思ったけど

何をしたらいいのかわからなかった

 

ということでした。

 

どうすればよかったのか

ということを話し合ったのですが

 

社長AがBに指示したメモと

同じ事を人数分書いて

C~Eに配れって指示すれば

早かったし、納得もできた

という意見が出ました。

 

なるほど、確かにBには

指示しましたけど

そこから先はBに任せました。

 

 

確かにビジョンをしっかり示す

ことが重要だということは

いつもお伝えしています。

 

ところが、ここで私の頭に

現在関わっている会社の

社長の言葉がよぎりました。

部門長にしっかり話をする

ことが大事なのはわかっている。

特に新任の部門長とは

時間をとってたくさん話をしている。

若い社員にも目を配って

話をしてやってと言われるけど

それをやってしまうと

みんな僕の話したことを

そのまま受け取る。

部門長の役割を通り越して

みんな僕の方を見るんだよね。

それって部門長の立場がなくなるし

確かに仕事は早くなるだろうけど

それでいいのかなっていつも

悩むんだよ・・・

 

 

と話してくれました。

 

 

会社としての方向性を示すのは

社長の役割ですが

そこから先のその方向へ向かう

やり方はそれぞれ部門長や

その下の個々が考えることで

人は成長していきます。

 

それが自立した社員です。

 

 

上の人は、この仕事には

どれだけの時間をとっても

いいのか、どれだけ待てるのか

 

どうしてもここでスピードを

あげる、もしくは

社長の思った通りにやらないと

事業運営に支障をきたす

 

というような場合は

社長が全員に指示を出した方が

全員の納得度も高いでしょう。

 

ただそれをいつもやっていたら

下の人は考えることを

しなくなってしまうでしょう。

 

指示されたことだけを

やっていれば責任が

ありませんから

はっきり言って楽です。

 

 

上げるべき成果と時間軸を
しっかり見極めながら
舵取りが必要ですね。

 

人の成長まで考えた経営

は難しいです。

 

 

ゲームから別の気づきをもらいました。

 

 

このゲームそれ以外にも

メンバーからコメントがありました。

 

・顔が見えないので不安

・メモでやりとりするのって

メールとかチャットで仕事

しているのと似てるかも。

・横同士の会話は禁止されていたけど

普通は仕事でそんなことあり得ないし、

横同士が連携できれば

もっと早くできる

 

などなど

 

これらは普通に組織で起こっている

ことだなと思います。

 

また、色々な人にお伝えできる

手段が増えたようです。