退職する人を見送る時

大相撲の貴乃花親方が突然、引退(退職)を

マスコミに表明したという話題で

持ちきりでしたね。

 

どんな事情があるのか

本当のところはわかりませんが

個人的には、辞めると決断したのなら

自身でしっかりその意思を相手に

伝えてから、その上でマスコミに

発表するべきではなかったかと

思っています。

それがケジメではないかと・・・。

 

 

この引退騒動を見ていて、これって

会社でもあるなと思いました。

 

 

最近では会社と退職の話をするのが嫌なので、

外部の業者に代行してもらうなんて

いうことも流行っているそうです。

(そういうビジネスが成り立つという

ことに驚きました)

 

しかし、なぜこんなことが起こってしまう

のでしょうか。

 

 

昨日、9月末で退職する男性社員が

あいさつに来ました。

 

私とほぼ同じ時期に入ってきた社員で

もう10年以上のつきあいです。

 

この彼が退職するきっかけになったのは

6月に行った評価面接でした。

 

彼自身は評価されていなかったわけでは

ないのですが、自分が考えていた評価より

低く、こんな評価ならば退職する!

と言ったのが始まりでした。

 

彼の上司は慌てたのですが、

最終的には最初の方針をつらぬいて

彼の要求は聞き入れないことに

なりました。

 

結果、慰留するのを蹴って

有給休暇を消化して退職する

ということになりました。

 

ここまで書くと、面倒くさい問題社員かと

思われそうですが

(確かにそういう面もありました(笑))

退職の手続き説明をした時に

彼に、これからどうしていこうと思っているのか

聞いてみました。

 

すると、彼は

内木さんの前だから言いますけど、

有給全部使って退職する!って

宣言しましたけど、別に会社が嫌になって

辞めるわけじゃないんです。

10年前によく考えずに、

家から近いからっていうことだけで

この会社受けて、

たまたま受かっちゃったから

そのまま続けてきたけど・・・

本当は自分は何がやりたいのか、

少しじっくり考える時間が欲しいんですよ。

まあ、まだ30ちょっとだし

しっかり考える時間あってもいいかと

思って・・・

 

この話を聞いて、そんなこと考えて

いたんだと思いました。

聞いてみないとわかりませんでした。

 

表面上は強気の姿勢を出していましたが

本当は自分を見つめなおそうと

していたんだなと、これでわかりました。

 

彼は正しいと思ったことを

論理的に前面に出して発言し

相手を追い詰めるようなところも

ありましたから

時には周りから煙たがられることも

しばしばありました。

 

周りからどう思われようとも

しっかり発言していくことは勇気も

いることだと思います。

まあいいかと思って発言せずに

後で文句を言う人もいますから・・・

 

周りと少しボタンのかける位置が

違っていたために方向がずれて

しまったのかもしれません。

 

彼自身も自分の意見を主張する

だけでは周りからは賛同して

もらえないということは

勉強したようです。

 

その後も、有給は取っていましたが

必要に応じて少しずつ出てきて

引き継ぎやら手伝いを行っていました。

 

昨日は最終日ということで

私のところにもあいさつに来てくれました。

 

違う方向に進むのは寂しいですが

今後の彼の成長を願いたいと思います。

 

いつか一緒に過ごした年月が

「いい時間」

だったと思ってもらたいですね。

 

会社にとって社員が辞めるということは

痛手です。

揉めてしまうことがあるかもしれません。

 

自分の立場や考え方だけで
正しいと主張を続けていたら
相手が見えなくなってしまいます。
後には何も残りません。

 

相手が何を考えどう感じているか
少しだけ視点を変えてみることが
必要ではないでしょうか。

 

何かを得るためには
しっかり話し合うことが必要

だと感じました。

 

辞めるにしても、辞めないにしても

組織をつくっていくことは奥が深いです。

 

 

 

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