同じ釜の飯を食う?

週末は関わっている会社の

仕事納めでした。

納会というやつなんですが

実際には「餅つき」を

やっています。

 

かなり年代物の臼と杵を

12月初旬から洗ったり、

水を含ませたりして

準備を始めます。

 

 

餅つきにはそれ以外にも

お米を蒸す大型のコンロや

外で使えるように小型の

プロパンガスの手配とか、

前準備が数多くあります。

 

 

そして、当日はつきたてのお餅を

いろいろな形でみんなで食べるので

大鍋3つくらいの仕込みを前日に済ませ

その他、食材の準備もします。

 

当然、もち米も前日にといで

おかないといけません。

今回は9回(1回に12合くらい)分を

せっせと準備しました。

 

 

かれこれこんな準備を10年続けています。

年末の忙しい時になんでこんなことを

しないといけないのか?

 

それは「同じ釜の飯を食う

ためです。

今どき「同じ釜の飯?」

と思われるかもしれませんが

これが色々な効果を生み出す

ことがあります。

 

ここ数年この餅つきにOBの方の

参加も増えました。

(ちなみに社員は家族を呼んで

いいことになっています)

 

今回この餅つきを、昔初めて実施した

総務部長さんがいらっしゃいました。

御年85歳の方です。

 

 

そのOBの方がみんなに

挨拶をしていたのですが

もともと、年末最後の日は

地方から来ている社員が

帰省をするために休みを

早く取って休む人が

多かったそうです。

 

ところがそれをやられると

お客様の注文に応えることが

できない。

 

どうしたらいいか?

考えたあげく、思いついたのが

この餅つきなんだそうです。

 

餅つきやるから、みんな帰るんじゃないぞ!

 

 

こんな感じだったそうですが

これが効果抜群だったそうで

毎年の恒例行事になったそうです。

 

このOBの方が言われていたのが

みなさん、餅つきと思って

バカにしていけません。

中小企業にとって「同じ釜の飯を食う」

ことに意味があるんです。

同じ釜の飯を食うと

そこから会話も生まれて

お互いを知ることができる。

そして相手を知ることができる。

仕事はどんなにシステムがよくても

最後は人です。

だから、自分一人ではいい仕事は

できないし、仲間がいることが

(それを感じることが)大事なんです。

と言っていました。

 

この餅つきは途中、会社が大きくなって

いった時に中断されていたのですが

10年前に現社長が復活させたものでした。

 

 

 

OBの方はそれが嬉しくて

85歳になった今でも足を

運んでいらしてます。

 

 

また、今回は4月から入社予定の

学生を呼んでいました。

まだ、本当にこの会社に入社の

意思をしっかり持っているかどうか

よくわからないところがありましたが

しっかり全社員の前で紹介しようと

思いました。

 

 

紹介したことによって

配属予定先の部の若手社員が

積極的に関わり、私が面倒を

見なくても、色々な人と

溶け込んでいました。

 

帰り際に「この雰囲気好きです」

と言って嬉しそうに帰っていきました。

 

 

 

同じ釜の飯を食べてもらい

この会社にはどんな人がいて

どんな雰囲気なのか体感して

もらいました。

 

 

 

お餅つきをやったことがある方でしたら

やっている最中にどんなことが

必要かおわかりになると思いますが

準備だけではなく、

当日も私は走りまわっていました。

 

恐らくこのような行事は

総務の方が準備運営をされると

思います。

 

年末の忙しい時に、なんで

臼を洗わなきゃいけないのか?

みんなワイワイやってるけど

こっちは次の準備でお湯わかしたり

のんびりできない!

 

とてもよ~くわかります。

(多分、これは私の心の声)

 

目先の状態だけしか見ていないと

こんな不満も出てきます。

 

こんなに大変な思いをして

何になるんだ!

 

これは事実なんですが、

こういう行事を行うことの

意味を考えてください。

 

この大変な思いをする目的は

「同じ釜の飯を食う」

 

その先には、社員同士の笑顔の

結びつきと、お互いを知る機会の

創出です。

 

これができて初めて、

会社が目指す方向に

進めるのではないでしょうか。

 

 

 

まさに総務の方の行動が

会社の土台になるのです。

 

総務の方が眉間にしわを寄せて

準備してたり、文句ばかり

言いながら運営していたら

他の社員は楽しくないですよね。

せっかく準備しても誰も

参加したいとは思いません。

 

それでは目指す目的が果たせません。

総務は何でも屋さんかもしれませんが

総務の方のプライドと実行力

会社の土台をつくっている

 

自信をもって仕事に臨みたいですね。

 

 

 

途中、今年入社した新入社員から

「内木さん、お餅食べました?

餅つきは僕らがちゃんとやりますから

内木さんも食べてください!」と

声をかけられました。

 

本当は全体の流れをチェックするのが

忙しくて、つきたてのお餅には

ほとんどありつけませんでした。

 

でも、新人がそう言って声を

かけてくれたことが

嬉しかったですし、

周りに気を配れるように

成長してくれたことが

嬉しかったです。

 

ということで、一年が終わろうと

しています。

 

つたない文章でしたが

今年一年お世話になりました。

 

また、来年も現場目線で

成長していきたいです。

 

みなさま、よいお年を

お迎えください。