目の前の出来事は解決してはいけない!

現場で仕事をしていると色々な

課題に遭遇します。

 

先日は、若手マネージャーが

メンタルになりかかっている・・・

という笑うに笑えない課題でした。

 

業務量が多すぎて

仕事が少しも進まない。

部下もいるけど、経験がないから

指導しながら業務を進めている。

でも目の前の仕事に追われて

「朝、会社に行こうとすると体が

動かない・・・」という連絡が

担当取締役のところに来るそうです。

 

 

どう解決しようと考えているのか

聞いてみると、

 

このマネージャーの能力に対して

仕事量が多すぎるのかもしれない。

少し荷物を下ろしてやらないと

いけないかな・・・

かと言って、他の部もいっぱいいっぱいで

誰に手伝ってもらえばいいのか・・・

どうしたもんかなぁ。

 

 

まあ、仕事量が多いと言っているので

こう考えるのはわかる気はします。

 

 

このマネージャーの仕事の様子は

よく知っているので、

私としてはちょっと疑問がありました。

 

面倒な仕事はこちらも引き受けているし

手伝ってくれているパートさんも

望みどおり、毎日勤務してもらうように

変更した。

やることやっているのに、まだ何が

足りないのか?

他にも仕事量多い若手マネージャー

いるし、本当に仕事量が多いことが

原因なのか?と思いました。

 

 

そこで今回登場するのが

氷山モデル

という考え方です。

 

 

世間でもよく言われているもので

それほどめずらしいものでは

ありません。

 

目の前で起こっていることは

氷山の一角で、その下には

もっと大きな問題が隠れている

というものです。

 

 

 

チームビルディングの組織開発でも

よく使われる考え方です。

 

正直言うと、私はあまり得意では

ありませんでした(笑)

 

 

 

今回はこの氷山モデルを使って

取締役に話しを聞いてみました。

 

上記のような連絡が来るのは

わかったけれど、実際に

・現場でどんなことが起きているのか?

・それが起きている時はどんなパターンが

多いのか?

・そのパターンを引き起こしている

構造は何だと考えているのか?

 

 

色々と話していくうちに

取締役からこんな言葉が出てきました。

 

取締役:

まあ、乗り切るしかないんだけど

ちょっと可哀想なところもあるんだよ。

 

だって、予想もしないトラブルが

多すぎたもの・・・。

本当だったらもっとスムーズに

仕事進んでいたはずなのに。

 

 

圧倒的にトラブルに対応した

経験が少ないんだよ。

 

彼の判断が直接会社の利益に

影響が出ることもあるからね。

プレッシャーなんだよね。

きっと・・・。

だから最近は、判断に迷うなら

言ってこいって言ってる。

 

こうすればいいじゃん!って

背中押してるんだけどね。

 

トラブルがあると、会社に行けない

っていう連絡が来る・・・。

 

 

 

私:う~ん、それって

答え、もう出ていませんか?

 

 

要するにトラブルに対応した

経験が少なくて、判断に迷っている

というのが仕事が進まない

「構造」ですよね。

 

 

 

だったら、判断の経験を積むために

取締役がトラブルの時の判断を

「今は」手伝ってあげれば

いいんじゃないですか?

そうしたら彼のプレッシャーは

軽くなりますよね。

 

 

変なところで時間を食うより

今は適切な判断ができるように

しっかり支えてあげれば

時間短縮にもなるし、

彼の経験積むためにも

いいことのように聞こえますけど。

 

やり過ぎはダメだけど、

どうしてそういう判断したのか

後からでいいから理由も話してあげれば、

彼は今後のトラブルの判断をする時に

参考にできるじゃないですか。

 

取締役:

あ~~そうかぁ~。

俺、もうやってるわ・・・。

なんか考え整理できた!

 

 

 

すみません。会話で書いてしまったので

わかりづらいかもしれませんが

 

 

この若手マネージャーは仕事が多すぎて

メンタルになっているわけではなく

 

トラブル時の判断の経験が少なくて、

どうしたらいいか迷っていて時間が

足りなくなっているのです。

 

そして立場が上がったことで判断することに

プレッシャーを感じているから

会社に行こうとすると体が

動かない・・・と言っているのです。

(予想ですが・・・)

 

 

このように、相手が言っていることを

まともに受けて、そのことに対してだけ

一生懸命対策を打っても

必ずしも解決するとは限らないのです。

 

 

みなさんの周りにも、そういうこと

ありませんか?